学校教育にAIを活用することについて
みなさんはどう思いますか?
私たち大人は普段の業務で
AIから意見を仰ぐということを
日常的に行なっていますよね?
学校現場で
子どもたちの学習の様子を見ていると
AIの使い方については
年齢や学習段階によって
配慮が必要だと感じる場面もあります。
一方で
国の方針やガイドラインを見てみると
教育現場でのAI活用について
検討が進められている様子もうかがえます。
多くの教育現場ではこんな声も多く聞かれます。
- 授業改善につながる実感が持てない
- 何から始めればいいのか分からない
- 教員や生徒にとって本当に必要なのか
多くの教員が
このような疑問を抱えていると思います。
本記事では、AIとの付き合い方
有効的な活用の仕方などを
考えていきたいと思います。
※文科省の「生成AIの活用について」
ガイドラインはこちら。
AIの最新動向
特に注目されているのが
学習支援や授業準備を
助ける生成AIの活用です。
「使うか使わないか」ではなく
「どう使うか」が問われています。
ここで言うAIとは
「考えるための材料を出す道具」と
捉えると分かりやすいです。
具体的には
- 問題や文章の作成
- アンケートやデータの集計・分析
- グループ割や日程の調整
などの活用があります。
また、AIをミニ教員と位置付けて
疑問点を聞くこともできます。
調べ学習で分からないことを
AIに聞いたり
まとめ方や勉強の仕方などの
アドバイスを聞いたりなどです。
しかし、実際の授業場面では
AIを「答えを得るための道具」として
使ってしまう子どもが見られることもあります。
疑問の解決よりも
プリントの答えを出させる
といった使用です。
これまでの学習経験の中で
「答えを出すこと」が
重視されてきた影響も
一因として考えられるかもしれません。・・・※1
まだまだ
子どもがAIを上手に活用できるまでは
時間がかかりそうです。
子どもにとって
学習目的や発達段階によっては
ICT機器やAIの使い方に
工夫が必要な場面もあると感じます。
※1:詳しくは以下の記事をお読みください。
教育関係者必見|日本の教育は何を残し何を変えるべきか―経済成長につながらない本当の課題とは【2026年最新】
AIを使った授業改善
AIを導入しても
授業改善につながらない
と感じる教員も
少なくないのではないでしょうか。
その理由には以下の点があると考えています
- 最新だから何となく使う
- AIの回答をそのまま使う
- そもそも適正年齢ではない
教師の発言や問いは曖昧にするのではなく
「学習効果が期待できる」言葉掛けが
必要だと考えています。
(めちゃめちゃ難しいですが・・・理想的には)
また
AIが出した答えをそのまま使ってしまうと
子どもが考える場面が減ってしまいます。
AIはあくまで補助であり、叩き台です。
そして、嘘もつきます。
このような使い方では
学びが十分に深まりにくい場合もあります。
では、どうすればいいのかというと
AIの回答に「問いを立てる」のです。
AIの回答を批判的に捉えて
- 「これはどうだろ」
- 「本当なのかな」
- 「次の質問は」
などと、自分の考えを持たせることが大切です。
プレゼン練習などが有効的な活用ではありますが
AIの活用については
子どもの発達段階や学習内容に応じた
慎重な設計が求められると感じています。
ですが、教員(大人)は
日頃からAIをフル活用していますよね?
- 授業案の叩き台を作ったり
- 評価基準を設定したり
- 分析データから授業改善をしたり
子どもが有効に活用できなくても
教員(大人)は、どんどん改善できます。
私自身も研究の報告書では
AIに文章の叩き台を考えてもらいました。
生徒からのアンケートを集計・分析してもらったり
学習指導要領を基にしたテーマの設定をしたりなど
授業改善につながるアドバイスをもらいました。
AIを使った業務改善
AIは、教員の仕事を減らす
「自動化の道具」として
期待されがちですが
実際には
「時間を生み出す道具」
として使うことが重要です。
例えば
- 授業案や文書の叩き台作成
- 文章の言い換え
- 評価コメントの下書き
これらは、AIが得意とする分野です。
よく、AIと言えば
「自動化してくれるもの」
という印象がありますが
「教育」に関しては
一度、教員の目で確認する
ことが大事です。
人対人である教育の全てを
AIに丸投げするわけにはいきません。
AIを使ったビジネスなどもそうですが
AIの提案には必ず「確認作業」と「手直し」が
必要です。
AIを活用する際にも
子どもも教員も自分で考える姿勢を
意識しておくことが大切だと考えられます。
AIリテラシーの必要性
AIリテラシーとは
「AIの情報を正しく判断し活用する力」です。
ネットリテラシーと同じですね。
SNSの問題が改善されない中
次は、AIリテラシーの教育も必要になってきます。
AIは時に間違った情報を出すことがあります。
そのため、「本当に正しいのか」
「自分の考えと合っているか」を
確認できる力が必要です。
これは子どもだけでなく
教員にも求められます。
将来を生きる子どもたちには
素晴らしい考えを発信できる人材に
なってほしいですよね。
だから
“「考える力」=AIの情報を正しく判断”と
“「未来を支える力」=AIを活用する”
ことの育成が必要だと考えています。
難しく考えすぎないでください。
私たちが普段使っている
AIのチャット履歴を見てください。
遡れないほど膨大なやり取りですよね笑
そのような活用ができれば
「なぜ」や「自分の考え」が出てきて
課題解決やもっと知りたいが
生まれてくるはずです。
まとめ:AIは学校現場をどう変えるのか
AIは、使い方によっては
教育の在り方に変化をもたらす
可能性があります。
今は、具体的な活用方法が分からず
不慣れな状態です。
教育現場に携わる方たちができることは
「積極的にAIを使う」ことです。
教員が使えなければ
子どもたちも使うことができません。
重要なのは
「子どもの考える時間を増やしているか」
「問いが深まっているか」
「対話が増えているか」などを
確認することが大切です。
業務が楽になるかどうかだけで判断すると
本来の目的を見失いなってしまいます。
AIは万能ではありませんが
教育の質を高めるための
一つの選択肢として
AI活用を検討してみることも
できるかもしれません。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
拙い文章でしたが、次回も読んでいただけると嬉しいです。

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