【教員必見】課題解決型プロジェクト学習(PBL)の導入と効果〜主体性が育つ授業づくり〜






日々の授業で意見を求めても

発言が一部の生徒に偏る

そのような経験はありませんか。



教員は

授業を考え、行事を考え

生徒主体の経営を考えていたのに



どうして子どもたちはいつまでも

「受け身」のままなのでしょうか。



自分の疑問を見つけ

解決していく過程
の楽しさを

また、社会での必要性

なぜ実感できないのか。



「主体的に学ぶ力を育てたい」



その想いから

課題解決型プロジェクト学習(PBL)

焦点を当てて主体性が育つ授業づくり

考えていきたいと思います。


ワークシートは埋まっているのに

話し合いが形式的で

終わってしまう




などなど

これらの疑問を

解決していきたいと思います。



こちらの記事も参考にしてください。
→【教員必見】個別最適な学びの課題と解決策
〜GIGAスクール時代の学習方法〜


PBLとは?






「正解が一つではない課題」

に取り組み

調べ、話し合い

考えたことを形にする学習方法です。



「正解」があるから

子どもたちも構えるし

不安になります。



正解を求める活動だけでなく

「自分の疑問を調べる」

時間を設けることで

主体的な姿勢が見られる場合もあります。



数学の図形の授業で

図形の性質を用いながら

角度を求めるという

授業を見たことがあります。



段階ごとにさまざまな問題があって

子どもたちは「あーだこーだ」

試行錯誤
していました。



課題を解決するのに必要な知識

分からないことを調べたり聞いたり

友達に解説したりなど

主体的に取り組んでいました。



取り組みのポイントとして

疑問を言いやすい、引き出しやすい

環境に整える
ことで

発言回数が増える傾向が見られました。



また、PBLと聞いて

真っ先に思い付く学習が

「探究学習」です。



「探究学習=何をしてもよい」

というわけではなく

「自由にやらせる=主体性が育つ」

と誤解されがちです。



そのようにならないために

  • 学習の目標を設定する
  • 目標に合った課題設定をさせる
  • 取り組みの評価を明確にする

などの初期設定と提示が必要です。



探究学習の流れは

1)自分で設定した課題の資料を集める。

2)課題について自分の考えを述べる。

3)課題解決のために何が必要か考える。
  ※現実的に可能か
  ※期待される効果は何か
  ※結果、どのようなことに寄与できるか

4)自分や学校、地域ができることをまとめる
  ※今後の展望など



というのが理想ではありますが

実際の授業では

資料を集めてスライドに

まとめた段階で満足
してしまい

その先の「自分の考え」まで

到達しないケース
も見られます。



探究学習の発表も

現状を伝えるだけ

ネットで調べれば済むような

内容になってしまいます。



まずは、疑問の質を問わず

課題解決のために自分の考えを

持たせる
ことが



私の考える

「一番育成したい能力」です。



※主体性の学習法と
 評価についての記事は
 こちらをご覧ください。


説明中心・受け身の学習からの脱却






「主体的に学ぶ力を育てたい」

と考えていても

なかなかうまくいきませんよね。



時間割や評価

教科書の進度
など

様々な制約が多いからでしょう。



その結果、児童生徒は

「聞く」「覚える」学習に慣れ

自分で考えて動く経験が

不足
しがちになります。



では、どうすればいいのか。



私が一番大切だと思うキーワードは

「深い処理」です。



つまり、アウトプット

大切ということです。



探究学習にしろ

教科にしろ

学んだことを

相手に伝える
のです。



うまく伝えるには

それなりに調べなくては

いけません。




また、伝えた相手から

疑問を投げかけて貰えば

自分では気付かなかった

ことを深く学べます。



おそらく、同じようなことを

実践されていたり

私の教科ではできない

などの意見があるでしょう。



実践されている方の中で

「新しい単元」

行っている方はいませんか?



特に数学なんかでは

解き方も知らないのに

解き方を探す必要は

ないと思います。



解き方はさっさと教えて

解き方を定着させるために

説明し合う
方が

より効果的で

時間も短縮できます。



また、先生の話を聞いて

「理解した」つもりになると

学習が定着しません。



よく

「先生の授業は分かりやすい」

というような話を聞きますが



分かりやすい授業だけでは

長期的な定着につながりにくい

可能性があります。



特に、その場で

理解した感覚があっても


復習が不足すると

結果に結びつきにくい
ことがあります。



そのようになると

学習への意欲低下につながる

一因
になっている可能性も考えられます。


深まるグループ活動






グループ活動を行っていても

学びが深まらないなと

思うことはないですか?



そもそも子どもたちは

答えを答えることが

学習の狙いであると

捉えている生徒も

少なくないと感じます。



「何となくこういうことでしょ」

と雰囲気が合っていれば

正解だという思考が

強いように感じます。



まずは

正解したことを評価するのではなく

考えた過程を評価対象に含めることで

発言への心理的ハードルが下がる場合があります。



でも「成績表がある・・・」

と思った人はいませんか?



評価の観点は

  • 知識・技能
  • 思考・判断・表現
  • 学びに向かう力

であり

理解度や点数ではありません。



過程評価を明確にすることで

発言の偏りが緩和された事例もあります。



効果的にするには

  • 自分の考えを言える雰囲気
  • ディスカッションをする
  • ジグソー学習

などがあります。



発言したり

資料を積み重ねたり

考えが解決へと導かれたり

すること自体が

評価につながる仕組みづくりが重要です。



「何も言わなくても

正解を知っていれば

点数を取れる」
からの

脱却です。


主体的に活動させるには






発表の場を設けても

なんかもじもじして

自分の考えを持たず

発表が終わるなんてことも

ないですか?



何度も言っているように

子どもたちは「答え」

の存在しか見えていません。



間違っていると笑われる

正しい解答は何だろう



まずは、学校現場全てで

正解を求める活動と同時に

思考過程を重視する時間も

確保する必要があります。



発表が単なるまとめの作業

で終わるのではなく

疑問は何か?なぜ疑問か?

こう調べて、自分はこう考えた


これからはこうだ




というような流れでなければ

学習の目的が曖昧になってしまう

可能性があります。



数学で答えを知りたいのではないのです

計算過程を知りたいのです。



ただし、子どもたちは

思考過程を順序立てて話す

ことに慣れていません。



教員がテンプレートを作成し

それに沿って学びを進めていくのです。


PBL導入のポイントと実践効果






最大のポイントは

「課題の質」です。

  • 正解が一つに決まっていない
  • 生活や社会とつながっている
  • 調べる・考える必要がある




例えば

「〇〇について調べよう」ではなく

「〇〇の課題をどうすれば解決できるだろうか」

とするだけで、思考の深さが変わります。



PBLでは

教師が前に立って

説明する場面は減ります。



代わりに重要になるのが

  • 学習の方向を整える
  • 思考が止まった場面で問い返す
  • 振り返りを促す

といった関わりです。



このような問い返しは

思考を促す支援

一つと考えられます。



テストの点数が

すぐに上がるわけではありませんが

次のような変化は比較的早く見られます。

  • 指示を待たずに動く
  • 自分の考えを言葉にしようとする
  • 話し合いで理由を説明する




これらは主体性の変化として

捉えられる可能性があります。


まとめ|実践から見えた答え






従来の授業から

抜け出せない


感じていませんか。



まずは

知識の詰め込みではなく

疑問を出して、解決する

ことが重要です。



初めは完璧を目指さず

小さく始めることが

良いでしょう。



経験年数に関わらず

学校文化や組織の影響を

受けやすいのが現場の現実です。



これからの時代に

必要な技能を見極め

新しい実践に挑戦する姿勢も

これからの教育現場では

重要視される傾向があります。



まずは

PBLを正しく設計し

継続と改善を重ねることで

徐々に変化が見られる可能性があります。



※学習指導要領と主体性
 の関係はこちらの記事を
 ご覧ください。


最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
拙い文章でしたが、次回も読んでいただけると嬉しいです。

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